超高細密画像を自在に 二条城障壁画デジタル化 京大・市など連携

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007082300054&genre=J1&area=K10

　京都大と京都市、科学技術振興機構（ＪＳＴ、本部・埼玉県）は２３日、産学官連携プロジェクトの一環として始めた二条城（京都市中京区）の障壁画のデジタル画像システムを初公開した。１０億画素を超える超高精細画像をタッチパネルで自在に拡大縮小して見ることができる。三者は今後、デジタル技術のほか、バイオテクノロジーなどのさまざまな分野で連携を進める。

　公開されたのは二条城二の丸御殿の「松鷹図」や「竜田風俗図」などの障壁画をデジタルデータ化した画像。京大と大日本スクリーン製造、ＪＳＴが開発した可搬型大型スキャナーで画像を取り込み、表示システムを開発した。二条城で開かれる「二条城お城まつり」（９月２２日から）で１０月中旬から一般公開する。
　この日、桝本頼兼京都市長、尾池和夫京大総長、堀場雅夫ＪＳＴイノベーションプラザ京都総館長、沖村憲樹ＪＳＴ理事長が研究開発における包括的連携協定を締結。産学官連携と新事業創出に向けた活動を進める。

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