mittsuの日記

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「田村麻呂の墓」解説 京大総合博物館10周年記念展

http://www.sankei.co.jp/chiho/kyoto/070624/kyt070624001.htm

京都大学総合博物館京都市左京区)で23日、創設10周年記念展「京大の至宝−蘇る宝たち」で公開されている西野山古墓(こぼ)(同市山科区)の出土品などに関する展示解説が行われた。山中一郎館長が出土品を示しながら「西野山古墓は研究者の間で“かの幻の西野山”と呼ばれていたが、坂上田村麻呂の墓というのはほぼ確実になった」などと説明し、集まった考古学ファンら約100人が熱心に耳を傾けた。

 展示解説で山中館長は、西野山古墓から出土した「金装大刀」について、「純金の金具がついた豪華な刀のこと。別の古墳でも出土しているがこれだけ鮮やかなのは他にはない」と解説。大量に出土した鉄釘(くぎ)に付いていた材木の繊維片の向きが先端部分と根本で異なる点を指摘し、「考古学者はこの部分に着目し、板を合わせて打ちつけるのに用いられていたという事実を導き出す」と述べた。

 また、考古学者が西野山古墓を「貴人の墓」としか分析していなかったことなどに触れ、「考古学者は文献が読めない人が多い」と指摘。その上で西野山古墓平安時代初めの武将、坂上田村麻呂の墓である可能性を指摘した京大大学院の吉川真司准教授(日本古代史)の文献研究について、「古地図と重ね合わせた結果ぴったりと一致したといい、田村麻呂の墓と考えていいのではないか」と評価した。

 展示解説は7月1日午前10時半からと、同4日午後1時半からも実施。記念展は同8日まで。月曜・火曜は休館。詳しくは同館((電)075・753・3272)まで。

常々、古文が読めたら…と思っているも、プロでも読めない人がいるとは思わなかった、