mittsuの日記

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平等院の幻の本尊について気になる記事

大日如来像?の右手の木片発見 宇治・平等院
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20101006000170

京都府宇治市平等院で、6日までに平安後期の作とみられる大日如来像の右手の木片が見つかった。大きさなどが文献記録と一致しており、鎌倉時代までに遺失した本尊仏の可能性が高いと注目される。

 仏像片は寄木造りの仏像の手とみられ、長さ27センチ幅15センチ厚さ10センチある。漆や金箔(きんぱく)が残り、大日如来の特徴である智拳印(ちけんいん)を握っている。半丈六(はんじょうろく)(約2・8メートル)の坐像と考えられる。

 1998年、塔頭(たっちゅう)の浄土院養林庵書院から「最重要」と墨書のある木箱が見つかり、中に平安時代の金工品、ほかの仏像片ともに入っていた。公開中の秋季展で展示したところ、本尊の可能性が高いと指摘を受けた。

 平等院は1052年、藤原頼通の別荘を本堂に創建。翌年に鳳凰堂(ほうおうどう)が建立された。南北朝時代の青蓮院の寺務記録「門葉記(もんようき)」の図や文に本堂に東(宇治川)を向き、本尊として金箔の八尺(約3メートル)の大日如来があると記され、一致する。本堂は発掘調査で現在の観音堂の位置にあったと分かっているが、鎌倉時代ごろまでに遺失し、本堂にあったと考えられる仏像などもこれまで見つかっていない。

 藤本☆一美術院国宝修理所長は「ふっくらした手が平安後期の作風で、確定はできないが本尊の可能性がある。貴重な歴史資料」としている。

 注=星は青の月が円の文字です。