京都ホテルラッシュについて気になる記事
京中心部ホテルラッシュ 東宝公楽跡に「町家風」来秋開業
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100415000209&genre=B1&area=K00
京都市中心部の繁華街や京都駅周辺でホテルの進出が相次いでいる。三菱地所は三条通河原町東入ルの東宝公楽会館跡地(中京区)に来秋開業するホテルの概要を15日発表した。京都駅周辺でも昨年から来年にかけて開業ラッシュとなり、観光客やビジネス客の争奪戦が激化しそうだ。三菱地所が開設するのは、9階建ての「ロイヤルパークホテル ザ 京都」で175室。宿泊機能に特化し、外観は町家をイメージしたデザインにする。繁華街にあり、周囲に幕末関連の史跡も多いため「ビジネスと観光の両面で集客が期待できる」(広報部)という。
京都駅周辺では八条口(南区)に10階建ての「ホテルビスタ京都」(215室)が昨年6月に開業した。専用タクシー乗り場などを備えた観光に便利なホテルで「新幹線から降りてすぐの立地で安全。女性の利用が増えている」(サン・ビスタ東日本)と手応えを示す。
駅北側では、下京区の塩小路通沿いに9階建ての「ドーミーインプレミアム京都駅前」(202室)が5月1日に本格オープンする。プレオープンでは天然温泉の大浴場が人気で、交通アクセスの良さも打ち出して集客を図る。
市中心部では、下京区寺町通四条下ルに快適さを重視した低価格のカプセルホテル「ナインアワーズ京都寺町店」が昨年末にオープンしたばかりで、ホテルの種類も多様化している。
来秋には、近畿日本鉄道が京都駅上に建設中のホテル(約370室)も開業する予定で、ホテル部屋数は一気に増える。既存ホテルも交えて利用客の選択肢が増える中、価格設定や便利な立地を生かした特徴あるサービスが顧客獲得の鍵となりそうだ。