伊達太夫さんについて、大変残念な記事、
訃報:竹本伊達大夫さん79歳=文楽大夫
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080525-00000035-mai-peo
竹本伊達大夫さん79歳(たけもと・だてたゆう<本名・森田進=もりた・すすむ>文楽大夫)25日、肺炎のため死去。10代から素人義太夫で活躍し1950年、美声の七代竹本土佐大夫に入門。伊達路大夫を名乗る。土佐大夫死去後、三味線の六代鶴沢寛治に師事。88年、五代伊達大夫を襲名。現文楽大夫の中で、近代の名人・豊竹山城少掾(とよたけやましろのしょうじょう)の系統ではない唯一の大夫だった。代表作は「夏祭」の義平次、「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」「弥作の鎌腹」など。
お見かけしたのが、2007年9月の国立小劇場での夏祭浪花鏡「長町裏の段」、
人間国宝に成り立ての綱太夫さんが団七、伊達太夫さんが義平次。
そのときの二人の掛け合いは、玄人にしか分からないようなすごさでなく、
文楽初見の自分が見てもすごいとわかる圧倒的なすごさでした。
その後、同日にあったNHK芸能花舞台の放送、六代目の鶴澤燕三さんと
の早野勘平腹切の段の再放送を10月ごろに見たのを最後に。
たしか11月頃から休養されていたような気が、NHKの解説では、唯一昔の文楽の雰囲気をもった方だ、
と言われていたこともあり、残念としか言いようが無い。文楽界では、
昨年からなくなられた方や、諸事情あってのことで、
いろいろな方が離れられていってしまい、大変残念…。