mittsuの日記

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銀閣寺修復のついて気になる記事

わびさびの美 銀閣寺 どう守る外壁保護の黒漆案に慎重
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008012300076&genre=J1&area=K10
銀閣寺(慈照寺京都市左京区)が、国宝・銀閣の本格的な修理を前に、傷みの激しい上層の外壁保護をめぐって頭を悩ませている。創建当初のように黒色の漆を塗って保護する京都府教委の提案に対し、「銀閣のイメージを大きく変える」と慎重なのだ。わびさびの美の象徴といえる建物をどのように守るか、注目が集まる。

 府教委によると、外壁はヒノキの板で、創建当初は漆が塗られていた。すでに500年が経過して漆がはがれ、現在の外壁の厚さは、最も薄いところで約1センチと、創建当初の半分になっているという。

 修理事業を委託された府教委は「浸食を抑える工夫が必要」として、漆で風雨からやせ細った外壁の木部を守る方法を寺側に伝えた。「池の反射光が漆塗りの外壁に映った」というのが銀閣と呼ばれる由来の一つとされ、500年前の創建当初の姿に近づける考えだ。

 しかし、寺は現状変更に慎重だ。現在の銀閣の姿は教科書にも登場し、わびさびの枯淡美(こたんび)を基調とする東山文化の象徴の建物で、漆を塗ると黒色が濃くなって誰もが持っている銀閣のイメージを変えることになるからだ。現状変更には文化庁との協議も必要になり、工期が長くなる可能性も出てくる。

 府教委は代替案を含め、寺に保護の方法を提案する予定だ。ただ、結論は、府教委の意見を参考に寺が決める。

 銀閣の修理は、前回の屋根のふき替えから30年近くがたち、こけらぶきが劣化し、耐震を中心とした構造補強も必要として行われる。2月中に工事用の足場が掛けられ、正面の一部を残して素屋根で覆われるため、2月中旬で現状の銀閣は見納めとなる。
 銀閣寺 室町幕府の八代将軍足利義政(1436−1490)が造営した山荘・東山殿を、義政の遺言で禅寺に改めて現在に至る。銀閣は正式には観音殿という。

今多くの人が銀閣から感じている東山文化というものが、当時の実際のものとは大きく離れているのかも、
清水さんや八坂さんも鮮やかな朱色で復活しているものの、個人的には鮮やか過ぎているような気もするので、
銀閣の漆塗りというのも、どうなのかと思う。ただそれによって当時の本当の義政の感覚を感じれるならそれで致し方ないのでは、