谷崎潤一郎の旧邸石村亭 11月公開へ 見学希望者募る

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006092300064&genre=I1&area=K1D

　京都市左京区下鴨にある文豪・谷崎潤一郎の旧邸「石村亭（せきそんてい）」が１１月１８、１９の両日、初めて一般公開される。小説「夢の浮橋」の舞台となった邸宅で、所有する日新電機（右京区）が５０人限定で見学希望者の募集を始めた。

　谷崎は戦後、１９４９年４月から５６年１２月までの約７年間を石村亭で過ごし、「新訳源氏物語」「鍵」などを執筆。「夢の浮橋」は石村亭が「五位庵」として登場する。約２０００平方メートルの敷地内に回遊式庭園や母屋、書斎だった離れ、茶室などが当時のまま残されている。

　日新電機は、熱海に転居した谷崎から５６年に邸宅を譲り受け、迎賓館として使用してきたが、谷崎の生誕１２０年に合わせて特別公開を決めた。
　公開日の両日とも午前、午後の計３回に分けて同社社員が案内する。無料。応募は往復はがきで１０月１０日まで。多数の場合は抽選を行う。問い合わせは日新電機広報グループへ。ＴＥＬ０７５(864)８８４９。

すごい倍率になるのでは、と思う。