mittsuの日記

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平安時代の国宝など81点を公開 20日から東寺の秋期特別展

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006091900186&genre=J1&area=K10

 京都市南区、東寺の秋期特別展「東寺法会(ほうえ)用具の美−細部への情熱」が20日から境内の宝物館で開かれる。空海が唐から持ち帰った袈裟(けさ)を納めていた平安時代の国宝・海賦蒔絵袈裟(かいふまきえけさ)箱が関西では15年ぶりに公開される。鎌倉時代に重要な法会で用いた色鮮やかな仮面や楽器なども合わせ、計81点が展示される。

 袈裟箱は木造で縦48センチ、横39センチ、高さ約11センチ。平安時代前期の蒔絵の傑作とされ、空海が師から伝授された袈裟を後に納めていた。黒漆塗りで、銀の蒔絵の波間に金の蒔絵で魚や亀、水鳥が描かれている。「命がけで法を求めた空海の苦難の船旅を象徴的に表しているよう」(同寺)という。

 また、平安後期から鎌倉末期まで続いた重要な法会の一つ舎利会の行列で使われていた重文の装束や楽器など17点を展示。夜叉(やしゃ)や伝説の鳥・ガルラなど釈迦(しゃか)を守護する八部衆をユーモラスな表情でかたどった仮面も並べられる。
 11月25日まで。袈裟箱など一部は前期(10月22日まで)のみの展示となる。有料。

仮面。カルラは三十三間堂にもある、笛を吹く鳥で、普段は不動明王の後ろの火、と思う。(未確認)