10月１日に「宇治茶まつり」 興聖寺や塔の島周辺で開催

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006082800283&genre=I1&area=K20

茶どころ宇治の恒例行事「宇治茶まつり」が１０月１日に京都府宇治市宇治の興聖寺や塔の島周辺で開かれる。茶業の基礎を築いた３先人をたたえ、宇治茶の隆盛を祈願する。

　茶の実を日本に伝えた栄西と宇治に茶園を開いた明恵、茶道の始祖千利休の功績に感謝し、宇治茶祭奉賛会が毎年１０月の第１日曜に開いている。

　今年は、山城広域振興局などが進め、山城地域各地の茶にまつわる行事を一体的にアピールする「宇治茶の郷創月間」を計画しており、初日のイベントとなる。１日は製茶記念日にも重なり、各地で式典があるため、例年午前９時からの「名水汲（く）み上げの儀」は、２０分遅らせて行う。

　同寺や朝日焼では裏千家協賛の茶席、宇治上神社では宇治市茶道連盟協賛の茶席が設けられ、今年４月にオープンした宇治茶道場「匠（たくみ）の館」では宇治茶無料接待も楽しめる。塔の島では、お茶のみコンクールがあるほか、陶器や竹細工も販売する。
　茶席やお茶のみコンクールなどの茶券（２５００円）は、市内の茶の小売店や宇治商工会議所などで９月１日から販売する。同会議所ＴＥＬ０７７４(23)３１０１。