黒紋付き姿 華やか「八朔」 東山 祇園で芸舞妓
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006080100083&genre=I1&area=K1E
祇園の芸舞妓が芸事の師匠宅やお茶屋へあいさつして回る「八朔(はっさく)」の行事が1日午前、京都市東山区の祇園町一帯であった。黒紋付きの礼装姿の芸舞妓たちが花街を行き交い、辺りは華やいだ風情に包まれた。
曇り空の下、芸舞妓が数人ずつ連れ立って、お茶屋を訪ね歩いた。東山区末吉町のお茶屋では、「おめでとうさんどす。相変わりませず、おたのもうします」と女将(おかみ)にあいさつし、にこやかに会話を交わしていた。
普段は静かな朝の祇園町だが、この日は、芸舞妓の姿をカメラに収めようとする市民や観光客でにぎわった。
八朔は、旧暦の8月1日に豊作を願って贈り物を交わす習わし。祇園町では、新暦の8月1日に、芸舞妓が普段世話になっている人の家を回る伝統行事となっている。
田の実の季節のはずなのが、今年は暑くならず、この近くでは、まだまったく田の実は付いていない、