mittsuの日記

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まるごとカラヤン 〜生誕100周年記念・その人と音楽大全集〜

BShi 4月5日(土) 午前9:00〜午後0:00 午後4:00〜7:00 午後8:00〜午前1:00

指揮者・ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908年4月5日生まれ 1989年7月16日逝去)。20世紀後半のクラシック音楽界に君臨した「帝王」がオーストリアザルツブルクに誕生したのが1908年。2008年4月5日は、カラヤン生誕100年のアニバーサリー。
NHK BSハイビジョンではカラヤン生誕100年のアニバーサリーを記念して、長時間の特集番組「まるごとカラヤン 〜生誕100周年記念・その人と音楽大全集〜」を放送する。
カラヤンは従来の指揮者像を一変させた改革者。世界中を飛び回って演奏を行うようになった最初のスター指揮者で、レコードや映像ソフトの制作に力を注ぎ、そのための事業をおこした実業家でもあった。テレビ放送など、メディアを通してクラシック音楽を楽しむスタイルを作り上げたのがカラヤンといってよいだろう。
カラヤンはまた、日本の音楽文化にも大きな足跡を遺している。カラヤン以前、日本においてそれほどポピュラーな音楽ジャンルではなかったクラシック音楽が、カラヤン以降に一変。徹底したメディア戦略をとるカラヤンは来日のたびに人気を増し、「帝王カラヤン」はビートルズと同じレベルで日本人の脳裏に刻みつけられる。1970年代には社会現象ともいえる「カラヤン・ブーム」を巻き起こし、女性週刊誌のグラビア記事に取り上げられるなど、新たなクラシック・ファンを掘り起こした。クラシック音楽カラヤン以降にはじめて、広く一般的な音楽として楽しまれるようになったと言うことができるだろう。
スタジオにはクラシック音楽の大ファンである俳優の石坂浩二さん、そして大のカラヤン・ファンでもある音楽評論家・黒田恭一さんをお招きし、以下のプログラムでカラヤンの音楽、カラヤンその人の魅力をたっぷりとお送りする。

カラヤンの音楽−オーケストラに君臨する帝王の音楽…その実像に迫る!
カラヤンはその演奏の多くを、35ミリフィルムに記録した。今回初めて、そうしたフィルムのいくつかをハイビジョン化。オペラあり、シンフォニーあり…スタンダード画質を遙かに超える情報量を持つフィルムが本来持っていた生々しい演奏の実像をハイビジョンで余すところなくお伝えする。(パフォーマンスの詳細は検討中。オペラやシンフォニーなど、カラヤンの遺した豊富な演奏から厳選してご紹介する)

カラヤンの人物像に迫るドキュメンタリー 
生誕100年を記念して制作するドキュメンタリー。カラヤンの膨大な映像を記録するドイツのアーカイブスから、インタビュー、リハーサル、遺された文章などから矛盾に満ち、死後も謎に包まれているカラヤンの人物像を解きほぐす。

●ドキュメンタリー「日本人とカラヤン
カラヤンと日本との関わりは1954年・NHK交響楽団への客演に始まる。  
70年代の「カラヤン/クラシック・ブーム」、日本企業との関わり、クラシック専用ホールの落成との関わり、小澤征爾ら日本人芸術家との関わりなど、カラヤンと日本とのつながりは濃密だった。番組では、「カラヤンによって自分の人生が変わった!」というほど大きな影響を受け、その後さまざまな分野で活躍する日本人をインタビュー取材。日本人の視点から不世出の巨匠カラヤンの実像に迫る。

【関連番組】
「ウイークエンドシアター」〔BShi 毎週(土)後9:00〜〕
4月はカラヤンを集中的に取り上げ、放送する予定。カラヤンの遺した演奏ソフトをハイビジョン化し、本来の姿を現代によみがえらせる。

知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」〔教育 毎週(火)後10:25〜10:50〕
4月は、「ヘルベルト・フォン・カラヤン 時代のトリック・スター」を4回にわたり放送する。語り手は、カラヤンの作り出す音楽がきっかけでクラシックの大ファンになり、以後独自の視点で作曲家や演奏家を論じている、コラムニストの天野祐吉さん。

こちらもいい機会なので見てみたい。