mittsuの日記

ダイアリーからブログへ移行しました。

下記から移動しました。

http://d.hatena.ne.jp/mittsu/


京滋の地震による文化財の被害について気になる記事

京滋の国宝・重文253件被災の恐れ 花折断層大地震想定 中央防災会議調査
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008021900026&genre=M2&area=K00
 政府の中央防災会議(会長・福田康夫首相)が18日、首相官邸で開かれ、近畿・中部圏で内陸直下型の大地震が発生した場合、震度6強以上の揺れで建物の倒壊・焼失の危険性がある地域内の国宝・重要文化財建造物が初めて公表された。

 大津市から宇治市を走る「花折断層帯」を震源とする被災地域には、全国の4分の1を占める国宝51件と、同1割の重文204件があり、ほとんどが京都市や府南部に集中している。

 ■市街地の延焼防止が課題

 調査は近畿の5、中部の1断層帯を対象に、同会議の専門調査会がまとめた。地震の想定マグニチュード(M)は7・4から7・6。公表済みの震度分布、一般建物の焼失棟数分布を基に、震度6強以上の揺れと焼失の恐れがある地域内の国宝・重文建造物を重ねた。ただ、個々の耐震診断や耐震補強は実施・考慮しておらず「被災の影響は大きいが、各建造物が倒壊・焼失するという意味ではない」(内閣府)という。

 「花折断層帯」の場合、京都市全域や府南部、大津市震度6−7の揺れが襲い、最大で死者1万1000人、一般建物の全壊や焼失が38万棟と推計されている。

 被災地域内の国宝・重文建造物は計255件。京都は世界文化遺産上賀茂神社清水寺平等院鳳凰堂など199件で、府内の国宝・重文建造物の7割にあたる。滋賀は石山寺本堂や園城寺金堂など54件。特に古い木造住宅が多いことや、市街地が拡大したことで延焼の危険性が高い。

 また、「京都西山断層帯」(京丹波町大阪府高槻市)は計80件で、京都は広隆寺講堂など73件。「生駒断層帯」(八幡市大阪府羽曳野市)は計222件で、京都は34件。他は東大寺興福寺など奈良県の建造物が占めた。「奈良盆地東縁断層帯」(城陽市奈良県桜井市)は135件で、京都は木津川市浄瑠璃寺本堂など33件だった。

 大阪市を中心とする「上町断層帯」は78件、中部圏の「猿投−高浜断層帯」は18件となっている。
 専門調査会座長の土岐憲三立命館大教授は同会議終了後、「文化遺産の耐震化とともに周辺市街地の延焼防止策がなにより大事」と話した。

恐ろしい… 一般の家庭の建築でも、建築基準法前の建物は、耐震という言葉とは無縁のものばかり、ましては何百年前となれば、仕方ないと思う。