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「太閤堤」保存前向き　宇治市長「新たな観光拠点に」
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008010500052&genre=M2&area=K20
昨年９月に宇治市莵道で発掘され、豊臣秀吉が築いた「太閤堤（たいこうづつみ）」とみられる大規模護岸遺跡について、久保田勇宇治市長は４日、「観光の新たな拠点としたい」と市による遺跡保存に前向きな姿勢を示した。

　護岸は宇治川右岸で昨年９月に長さ７５メートル、１２月にさらに３０メートルが見つかった。１６世紀末に宇治川を付け替え伏見城下へ導いた秀吉の大事業の一端を示すとされるが、土地区画整理事業の予定地のため市民から保存の声が上がっていた。

　久保田市長は、４日に市内で開かれた新春年賀交歓会のあいさつで遺跡と区画整理事業に触れ、「地権者や事業者の理解が得られれば、『秀吉と宇治』を新たなキーワードとし、観光宇治の新たな拠点づくりとして事業展開を図りたい」と、遺跡を観光に活用して保存する考えを示した。
　遺跡を含む宇治川右岸約４・３ヘクタールでは、地権者らが５階建て集合住宅、１戸建て約１００戸などを建てる区画整理事業を計画している。２００９年完成予定だったが、遺跡発見で認可が遅れており、市と対応を協議している。

いつのまにか太閤堤で決定に、、近鉄の鉄道をたどって掘ればもっと見つかるかも。