mittsuの日記

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町家の宿、1カ月間「夏」休み 東山 エアコン未設置で

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007081000076&genre=K1&area=K10

 宿泊施設にとっては書き入れ時の夏休み。しかしこの時期、京都市東山区の町家を使った宿はひと月休業する。理由はエアコンを付けていないから。主人は「町家の構造とエアコンは合わない。でもお客さんには耐えられない暑さかもしれないので休みます」。京都市が観光客5000万人構想を掲げるなか、商売よりも町家の趣や環境を大切にする気持ちが光る。

 蹴上の三条通に面した小さな宿「あずきや」は北村チエコさん(35)が4年前に始めた。昭和初期に住まいとして建てられた自宅を改修した。20年ほど前から物置になっていたが「町家を残すことを前提に、ギャラリーやカフェといった使い道を考えた」。

 改修する際、エアコンを付けなかった。町家は通気性の良さが特徴で「土壁の雰囲気にもエアコンはそぐわない」。結果、真夏はやっぱり暑い。「それは覚悟のうえ。でもお客さんには暑すぎるから、宿を休みにしました」

 祇園祭宵山(7月16日)から五山の送り火(8月16日)まで完全休業する。その前後は「暑いですよ」と客に念押しし、ひと組限定で宿泊を受け付ける。ひと組なら部屋の戸を開け放って、風を通せるからだ。

 ひと月間休業するのは商売上は苦しい。しかしエアコンは付けたくない。「夏が暑いのは仕方ない」。涼しい顔だ。

すばらしいポリシーだと思う、がんばっていただきたい、
利便第一主義から、やはり何か、物の本質というかそういうものを感じ得れると思う。