「迎え鐘」つき、精霊招く東山・珍皇寺で六道まいり

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　お盆を前に先祖の霊を迎える「六道まいり」が７日、京都市東山区松原通東大路西入ルの六道珍皇寺で始まった。早朝から大勢の参拝客が訪れ、祖先の霊を招くという「迎え鐘」の音が途切れることなく響いた。

　松原通はお年寄りや家族連れが続き、境内では鐘をつく順番待ちの長い列ができた。参拝客は鐘をついた後、故人の名前を書いた経木に高野槙（まき）の枝で水をかけ、静かに手を合わせて先人をしのんだ。

　珍皇寺が開かれた平安時代、この地域は「鳥辺野」と呼ばれる葬送の地だった。お寺は霊界の入り口にあたる「六道の辻」とされ、精霊迎えの行事が始まったという。
　六道まいりは１０日まで行われる。

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