mittsuの日記

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流出の隅金具が「里帰り」祇園祭・蟷螂山 保存会が購入

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007062700087&genre=I1&area=K10

 祇園祭の蟷螂(とうろう)山(京都市中京区西洞院通四条上ル)が、江戸時代の旧蟷螂山で使われていた隅(すみ)金具4個を、7月14日から3日間、町会所で初公開することになった。

 金具は外部に流出していたが、昨夏にオークションにかけられたことを知り、保存会が急きょ購入した。精密に作られ、江戸時代の蟷螂山の豪華絢爛(けんらん)な様子を伝えている。

 蟷螂山は、江戸時代末期から資金不足などで巡行を休みがちになり、1872(明治5)年から巡行に参加しなくなった。1981(昭和56)年、山を大改造して巡行に復活して現在に至っている。

 今回見つかった隅金具は、巡行不参加の間に外部に流出したとみられ、10年ほど前までは所在が明らかだったという。

 昨年6月16日夜。保存会の会合中に知人が飛び込んできた。「あす、旧蟷螂山の金具がオークションにかけられる」。城野会長らがその翌日にオークション会社の福丸古美術道具市場(中京区)の福丸慶久社長(57)に掛け合った。保存会にはオークションの経験も参加資格もなかったが、役員らの熱意を受けた福丸社長が自分で落札し、保存会に譲った。

 金具は、「文政十二年己丑六月新調 蟷螂山町」と墨書された箱に納められ、以前に調査した際に見つかったものと同一だったことから、江戸時代後期の旧蟷螂山の金物と断定された。

 1個1・3キロ、縦横18センチ。山の御所車の四隅に取り付けられるため、90度に曲がっている。表面は金メッキされ、洋数字とアルファベットのような文字で「56BYT☆」と刻まれ、裏面には、「前西」「後東」など取り付け位置が書かれていた。

 保存会は初公開に向けて、山鉾の部材新調、修理を手がける竹田工務店(南区)で、隅金具の表裏まで一目に分かる展示用具を作ってもらった。城野充会長(51)は「こちらの熱意が伝わって買い戻せたと思う。山の歴史を伝える宝物として大切にしたい」と話している。
 ☆=AとEが横並びに合体しています。

とにかく、すごい