mittsuの日記

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1300年不動ご本尊動く 木津川・蟹満寺 本堂建て替えへ

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007060700034&genre=J1&area=K20

 京都府木津川市山城町の蟹満寺(かにまんじ)で、白鳳時代(7世紀後半)の創建時から位置を変えていないとされる国宝の本尊「釈迦(しゃか)如来坐像」が、鎮座する本堂の建て替えに伴い、今秋にもいったん動かされる。高さ2・4メートル、重さは推定約7トン。およそ1300年にわたる「不動」の歴史で初めての移動とみられ、本尊の修理や調査も予定しており、同寺は「後世へ長く引き継ぐため、思い切って修理事業に踏み切る」としている。

 銅造の本尊は、国内に5例しかない奈良時代以前の大型金銅仏の一つで、府内では唯一。ただ誰が建立したのか不明で、由来には謎も多い。今回の修理事業では、本尊の成り立ち解明につながる成果も期待される。

 1759年に建造された本堂は、老朽化が進むうえ、南山城水害(1953年)では本尊の台座も水につかるなど被害を受けており、傷みが激しい。同寺では建て替えを決め、堂内の本尊も外に出す必要が生じた。

 計画では、本堂から東約20メートルにある駐車場に修理所を建設。仏像の魂を抜く撥遣(はっけん)供養を経て、今年10月末ごろに本尊を移す。現在の本堂を解体後に発掘調査し、新たな本堂を建設。2009年12月ごろに本尊を戻して開眼供養を営む。費用は本堂建て替えと本尊修理を合わせて約3億1000万円に上り、国と府、市の補助も受ける。

 修理所では、目視などで傷みを確認したり、空洞になっている内部も調査。新たな台座を作製するための綿密な計測を行う。本堂下の本格的な発掘も初めてで、担当する木津川市教委文化財保護課は「台座を置いた須弥壇(しゅみだん)跡の検出も考えられ、昔はどのようにまつられていたかも分かるのでは」と期待する。
 中野泰孝住職(68)は「お釈迦様を守るのがわれわれの義務なので、安全に修理が行われることを願う。動かすとしても、修理所はかつて境内の一角だったので最小限にとどめられる」と話している。

すごいものが発掘されてほしい。