京の非公開文化財特別拝観、27日から 松尾大社本殿など14カ所で
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普段は公開されていない社寺を見学できる「京都非公開文化財特別拝観」が27日から始まる。今回は14カ所であり、松尾大社(西京区)では重要文化財の本殿、常寂光寺(右京区)では藤原定家の座像が初めて公開される。
松尾大社の本殿は「松尾造」の名がつくほどの特有の建築で、屋根の両翼がともに長い「両流(りょうながれ)」になっている。常寂光寺の藤原定家像は年代・作者ともに不明。普段は「謌僊祠(かせんし)」と呼ばれるほこらに安置されているが、今回は書院で展示される。境内の妙見堂の花天井も合わせて公開される。
また厭離庵(右京区)では茶室「時雨亭」、二尊院(同)も茶室「御園亭」を公開。吉田神社(左京区)の重文「大元宮」はほとんど類のない八角形の社殿で、全国三千百余の神をまつり、普段は節分などの限られた時期しか見られない。
他の公開社寺は上賀茂神社、下鴨神社、南禅院、圓光寺、金戒光明寺山門(以上左京区)知恩院三門、建仁寺開山堂・浴室、妙法院(以上東山区)東寺五重塔(南区)。
非公開文化財の特別拝観は春と秋の年2回、行われている。春は黄金週間に合わせ、今回で9回目。5月6日まで(一部社寺で拝観休止の日がある)。拝観料は1カ所につき大人800円、中学高校生400円。問い合わせは京都古文化保存協会TEL075(561)1795。
吉田神社がそんなにすごい公開とは知らなかった。