東京巡り 秋色桜
上野公園の秋色桜ですが、大坂家さんという和菓子屋の娘さんのお話です、
浮世絵にも採用されているのですが、そのお話の焦点は親孝行というところのようです、
上野寛永寺は昔から桜の名所で、江戸時代、お花見の際、泥酔者が井戸に水を飲みに来て、帰りにこの桜の
枝を折っていってしまうので、その桜に、
「いどばたの さくら あぶなし さけのよい」と書いてその紙を結んでおいたところ、寛永寺の法親王が目に付けて
安藤信友宅の招かれる際、内密に父親を籠もちとして同行させた帰りに、雨が降ったため、父親のために衣服を変えて、
父親を籠に載せて帰って、口止めしたにも関わらず、その話が広がってしまった。
という逸話からだそうで、お芝居にも採用されているもよう、
大坂家さん
http://www.o-sakaya.com/index.htm
栄松斎長喜作 雪中秋色女
http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/choki002/
絵自体は雪ですが、実際には雨だったとのことで、親孝行が引き立つということから雪に変えたようです、