京都市指定文化財に4件 長楽寺本堂など
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007021600136&genre=M2&area=K10
京都市は16日、市文化財保護審議会(上田正昭会長)の答申を受け、京都市東山区の長楽寺本堂(建造物)など4件を市指定文化財にすることを決めた。京都市の指定文化財は311件となった。
長楽寺は805年に最澄が創建したと伝えられる寺で、室町前期に時宗に転じた。1666年造営の正伝寺(北区)仏殿を明治期に移築した。正方形の平面で、中世仏殿の特徴を引き継ぎ、周囲に裳階(もこし)を巡らせた市内でも数少ない小規模禅宗様の仏殿として貴重という。
▽その他の指定文化財は次の通り。
【美術工芸品】木造十一面観音立像(南区・浄禅寺)=「鳥羽地蔵」で知られる同寺の観音堂の本尊。毎年5月に観音講が催される。一木造りで、平安時代の10世紀の作とみられる。良好なプロポーションで、背中や腹部の体つきが巧みに表現されている。
【有形民俗文化財】大船鉾装飾品121点(下京区・四条町大船鉾保存会)=祇園祭後祭の最後尾を巡行した大船鉾の装飾品。幕末の蛤御門の変で焼失後、地元が保管してきた。綴れ織などで作られた豪華な懸装品。御神面は古く、江戸期以前の可能性を残す。
【記念物(名勝)】西翁院露地(左京区)=金戒光明寺塔頭の同院にある茶室の露地庭。鍵形で内露地と外露地から成る。市中の山居の趣と市街地を広く見渡す眺望を併せ持つ。土地の高低差をうまく使った立体感ある構成が特徴。
金戒光明寺の茶室はたしか、藤村庸軒好みの淀看席(ふじむらようけん)(よどみのせき)のはず、、
ワードのIMEがまだ庸の漢字を覚えていた・。