mittsuの日記

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NHK プロフェッショナル仕事の流儀

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070215/index.html
2月15日庭師 北山安夫

己を出さず、自分を出す
〜庭師・北山安夫〜

国内だけでなく海外からも高い評価を受ける孤高の庭師、北山安夫(58)。
代表作の一つ、日本最古の禅寺・建仁寺の潮音庭は、中心に据えられた3つの石が四方からどこから見ても正面に見えるよう計算された枯山水の庭。紅葉が色づく秋には、庭を目当てに多くの観光客が押しかける。
庭師、北山の真骨頂は、その卓越した石組みの技術。「現場で悩むヤツはプロじゃない」と言い切る北山は、現場に入るまでに周到な準備を心がける。自ら山に分け入り、見つけてきた山石と対話する。そして一つ一つの石の形だけでなく岩目や色つやまで考慮し、無限の可能性の中から最善の配置を見いだす。それが空間に奥行きを生み出し、石と樹木という最小限の構成要素で雄大な風景を表現する。
国指定の名庭からわずか5坪の個人の庭まで、常に見る者の心を揺さぶる庭を作り上げる北山の仕事場に密着、北山の職人としての流儀に迫る。

主張しない庭、なんとも思われないようでも、思わず振り返ってしまう、そんな庭を目指すとのこと、
代表作が建仁寺 4年前に作った、潮音庭であるようで、

建仁寺 大方丈前3
建仁寺 大方丈前3 posted by (C)mittsu

確かに、石組みが考えてある、と思ったもののそれほど、注目にはならなかった。


円徳院の今のお庭を10年掛けて修復した際に、元の作庭師の小堀遠州の考え、その当時の様子などを調べて、修復することにし、
自分の考え、エゴを消し去り、小堀遠州の気持ちになり、そのなかで自分の出来ることする、


自分を捨て去り、その先で自分を生かす、まさしく禅の教えかと思った。
先の主張しないお庭というのは自分のエゴや、自己主張を出さない、そして石、自然を生かす、という意味かと思った。


個人宅の小さなお庭を作られているようで、素晴らしかった。