mittsuの日記

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ポップなデザイン 大極殿屋根 上京で出土、平安前期の緑釉瓦

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006122600088&genre=M2&area=K10

 平安京大極殿の屋根を飾っていたとみられる大量の緑釉(ゆう)瓦が京都市上京区千本通下立売下ルの発掘調査で26日までに、見つかった。大極殿の緑釉瓦がまとまって見つかるのは初めて。平安時代前期の瓦とみられ、当時政務の中心だった建物の壮麗な姿をうかがわせる。

 大極殿の東南隅にあたると推定される約40平方メートルを調査した。遺構はほとんど残っていなかったが、大量の瓦が江戸時代のごみ穴に埋められていた。

 瓦は唐草文などが刻まれた軒平瓦や丸瓦、棟に積み上げられた熨斗(のし)瓦のほか、棟の両端を飾ったとみられる鴟尾(しび)や鬼瓦の破片もあった。鴟尾と鬼瓦には褐色の彩色もみられることから、唐三彩の影響を受けた三彩瓦とみられる。

 また丸瓦と交互に使われる平瓦はすべて灰色で、大極殿の屋根は緑色と灰色が交互に並び、しま模様をなしていたらしい。瓦の時期は文様の形などから判断した。
 大極殿は宮廷儀礼や政務を行った朝堂院の中枢施設。大極殿の西側で外国の使節などをもてなしたとされる豊楽殿の出土瓦が昨年、重要文化財に指定されており、京都市埋蔵文化財研究所では「豊楽殿に匹敵する史料ではないか」と注目している。

直接平安時代じゃなくて、江戸時代の層から見つかるというのがユニークな感じがするが、意外と唐風な文様、平安京造営時はまだ三十三間堂造営時ほど和様が進んでいたわけでもないのだろうと思う、一枚一枚緑釉を付けて焼いていた手間を考えると、気が遠くなりそう、