mittsuの日記

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「源氏物語」千年紀 呼び掛け 梅原さん 寂聴さんら 国レベルでの事業展開訴える

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006110100159&genre=M1&area=K1B

 日本を代表する古典文学の一つ、紫式部の「源氏物語」の存在が記録されて1000年後に当たる2008年11月1日を2年後に控え、茶道裏千家前家元の千玄室さんや哲学者の梅原猛さんら5人の文化人が1日、紫式部が育った邸宅の跡とされる廬山寺(京都市上京区)で会見し、国レベルで源氏物語を再評価する「千年紀事業」を展開するよう呼びかけた。東京都内でも現代語訳を手がけ、本年度の文化勲章を受章した作家の瀬戸内寂聴さんらが、千代田区の日本外国特派員協会で会見し、千年紀をアピールした。

 京都では、京都造形芸術大の芳賀徹学長、京都市芸術文化協会の村井康彦理事長、冷泉家の冷泉貴美子当代夫人も出席。源氏物語について「当時の女性文化のレベルの高さを示している」「人間性への深い共感がある」などと強調。関係する国や自治体、社寺、研究者らが展示会や講演会などを行うよう呼びかけた。

 また、11月1日を伝統文化を大切にする「古典の日」とするため、国に働き掛ける考えも明らかにした。今後、呼びかけに応じる形で京都府京都市宇治市京都商工会議所などが中心となり、千年紀事業を推進する組織を発足させる予定。

 東京では、瀬戸内さんが「素晴らしい日本の古典。本当の古典の美しさを理解してほしい」と力説し、物語に出てくる地名や山、川を巡るツアー、当時の衣装を着る「1日源氏物語体験」といった企画を提案。源氏物語研究の第1人者、秋山虔東京大名誉教授と日本文学研究者のドナルド・キーンさんも、千年紀の大切さを訴えた。
 源氏物語は11世紀初頭に書かれたとされるが、写本しか残っていない。「紫式部日記」で1008(寛弘5)年11月1日に源氏物語を話題にした会話が交わされたと記されているのが、物語に関して現存する最古の記録とされる。

源氏物語千年紀、「今年1000年紀になる、世界最古の長編物語は何か」と、でないことなさそうな気もするも、やはり簡単すぎるような気がする。