水不足解消の業績たたえ 野洲 祇王と祇女しのぶ法要

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平安時代に平清盛の寵愛（ちょうあい）を受けた祇王と祇女の姉妹をしのぶ法要が２５日、滋賀県野洲市中北の妓王寺であった。地元の人ら２０人が参列し、姉妹の業績に思いをはせた。

　祇王と祇女は、同寺近くで生まれ育ち、白拍子として仕えた清盛に懇願して、水不足の田畑を潤す「祇王井川」を引いたとされる。同川は現在も使用されている。

　同寺は、地元の住民らが姉妹への感謝を込めて建立。毎年、祇王の命日に法要を営んでいる。
　この日、妓王寺で読経したあと、参列者たちは姉妹の生家があったとされる同寺近くの石碑前に移り、手を合わせて姉妹をしのんだ。

いろんなところに由縁があるもよう