四条通に男衆らの掛け声響く 祇園祭 「神輿洗い」

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祇園祭の神幸祭（１７日）と還幸祭（２４日）で巡行する八坂神社の神輿（みこし）を鴨川の水で清める「神輿洗い」が１０日夜、京都市の四条大橋で行われた。白い法被姿の男衆らが四条通に威勢のよい掛け声を響かせ、沿道から大勢の見物客が見入った。

　八坂神社の神輿３基のうち主神をまつる中御座を洗い清める儀式で、祇園祭に集まる神々を迎える意味もあるという。

　午後７時半すぎ、氏子ら約１５０人に担がれた神輿が同神社を出発し、たいまつやちょうちんに先導されて同８時ごろに四条通を進んだ。

　午後８時ごろ、四条大橋に到着した神輿の前で、神職の祝詞の後、朝のうちに鴨川からくみ上げられた水にサカキを浸して神輿に振りまいた。

　飛び散る水しぶきは厄よけにきくとされ、子ども連れの人たちが神輿周辺に「こっちにもかけて」と呼びかけていた。

いよいよ本番山矛巡行までのあと１週間になった。