水の恵み感謝、舞楽や式包丁 左京・貴船神社で水まつり

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水の恵みに感謝する「貴船の水まつり」が７日、京都市左京区の貴船神社で営まれた。山あいのしっとり湿った空気のなか、古式ゆかしい舞楽や式包丁の儀式があり、参列者が自然への敬服の念を新たにした。

　貴船神社は雨水をつかさどるタカオカミノカミを祭神とし、まつりは江戸時代後期まで続いた雨ごいの神事に由来する。現在は水と縁の深い七夕の日に催されている。

　神事は午前１０時から始まった。境内のわき水を使った献茶に続き、鷺森神社雅楽保存会の子どもたちが雅楽の調べに合わせて舞楽を奉納した。
　式包丁は拝殿で行われ、烏帽子（えぼし）に直垂（ひたたれ）姿の生間（いかま）流の料理人が手を触れずに包丁とはしでコイをさばく技を披露、奉納した。参拝者が興味深そうに見入った。

こちらが生間流（いかまりゅう）だったのだろうか