稚児の舞い、優雅に 祇園祭 長刀鉾で吉符入り

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祇園祭の山鉾巡行（１７日）で先頭を進む長刀鉾の神事始め「吉符入り」が５日、長刀鉾町会所（京都市下京区）で行われた。今年の稚児の西尾太一朗君(10)＝左京区＝が、巡行の際に鉾の上で舞う「太平の舞」を披露した。

　吉符入りは同町会所２階で行われ、同鉾保存会の役員や囃子（はやし）方らが出席。稚児と禿（かむろ）の名前を書いた吉符を神前に納めたあと、稚児の西尾君がクジャクの羽根を飾った「蝶（ちょう）とんぼの冠」をかぶり、振り袖に若草色の裃（かみしも）姿で、２人の禿とともに保存会役員の前で舞った。
　役員らから合格点が与えられると、窓辺から四条通に向かって舞を始めた。奉納囃子の演奏に合わせ、窓から身を乗り出したり、手をゆったりと大きくまわして優雅に舞うと、歩道に詰めかけた見物客から大きな拍手が送られた。

切符入りという言葉の意味自体は、祭りの始まりという意味なのだろうか。
（追）テレビを見ていたら、お稚児さんが胸に「切符」と書いた形は違うが今で言う封筒があったので、そのことだと思う。