渋滞緩和へ “神仏頼み”東山安全推進協が試み 交通説法作戦

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住職や宮司から、檀信徒や氏子、参拝者に公共交通機関を利用するよう説いてもらおう−。京都市東山区の慢性的な交通渋滞を緩和するため、東山地域交通安全活動推進委員協議会は、区内の寺社や教会に呼び掛け、そんな試みを話し合う。「神仏頼み」が功を奏するかどうか。２９日に東山署を交えて区役所で懇談会を開く。

　区内には著名な寺社が多いことから、宗教的影響力のある住職や宮司が路上駐車の禁止やマイカー利用の自粛を求めれば効果がある、とねらって提案する。すでに清水寺や建仁寺、八坂神社など約３０の寺社や教会に案内状を出した。懇談会では、法話や説教などで呼びかけてもらうほか、ポスターや拝観券に公共交通機関を利用するよう記載したり、門前に看板を立てることも検討する。
　同協議会の片山隆夫会長は「盆や彼岸の渋滞は深刻だ。お坊さんや宮司さんの呼び掛けは効き目があるはず」、東山署は「寺社が積極的に啓発してくれれば、警察は違法駐車の取り締まりに集中できる」と期待する。協議会委員を務める高台寺の後藤典生執事も「交通渋滞の問題は避けて通れない。話しいを重ねて合意を得たい」と意欲をみせている。

効果はあると思うが、そういうお願いはいいのだろうか、