mittsuの日記

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京検1級の話題

1級の問題の感じなど色々教えていただきました。
知識で落ちるのは、致し方ないとしても、試験方式などで落ちるのは困るので、
方式等教えていただいた事などの要点を。


前半穴埋め問題
・文字は楷書で、(普通の字)
・漢字をひらがな、カタカナで代用した場合の点数は半分以下(2点→0.5点)
旧字体でも、新字体でも大丈夫、ただし旧字であることに意味が場合は旧字のほうが良い。
間違いないのは、テキスト通りの漢字。
・おのおのの流派や家系などは、覚えておいたほうが良い。
(例 狩野派池坊家など)



後半論文など
・問題をよく読む、勘違いをしない。字数を守る、漢字で書く、
しかし漢字を間違えるくらいなら、ひらがなのほうがよい。


出題に対しての文中に必ず入れるキーワードはその主題に対して
(人名、地名と建築物、宗教上の関連、制度と歴史背景、行事祭事、
関係する書物や資料、現代との関係)
から選ばれるもよう。


例、実際に第1回時に出た問題の場合
平安京について150字以上、200字以内の文章で書きなさい。
下の5つを文中に含めるのですが、
1.平安遷都を行った天皇名 (人名)
2.平安京に遷る前の都 (地名)
3.モデルとなった中国の都市名 (地名)
4.大内裏から南に走る大路名 (地名or制度)
5.土地区画制度の名称 (制度)


カッコ内が先のキーワードなのですが、
キーワードに当てはめると、他にもこんな聞かれ方があるのかもしれません。
6.勅祭で南北の祭りのうち、北の祭り名 (行事祭事)
7.現代で大内裏のあった場所の地名 (地名と建築物)
などですが、


それを頭においてテキストを見ながら、覚えると良い。
大事と思われる単語等は、テキストに以上の関連することが
書かれていないか、注意して読んでみる。


昨年の1級講習会時の練習問題 4つ
(練習問題1)
長岡京から平安京への線との際に、初代造営大夫である藤原小黒麻呂は新京予定
地域に視察に入っている。いわゆる「地相」を占するためである。その京都の「地相」
について200字以内で記述しなさい。ただし①北、南、東、西に配された四神、
②その四神の地形上のシンボル③四神の地形上のシンボルの、現在の相当地については、必ず記述しなさい。


(練習問題2)
京都三大奇祭のひとつである「やすらい祭」について100字以内で記述しなさい。
ただし①行われる神社②祭りが始まった経緯③どのようなことを祈願しておこなわれるのかについては、必ず記述しなさい。


(練習問題3)
花街の行事である「事始め」について250字以内で記述しなさい。ただし、
①「事始め」の日にち②その日からはじめる事③京舞井上流家元に飾られるもの
④芸舞妓が家元に挨拶する言葉⑤家元からご祝儀として受け取るものについては
必ず記述しなさい。


(練習問題4)
祇園祭には胡瓜を食べない」というならわしについて、200字以内で記述しなさい。
だたし、「祇園祭」、「八坂神社」、「胡瓜」の3つの語句は必ず使用して記述しなさい。


との4問題が練習でだされたとのことで、一つの事柄をしっかり、深く覚えるのが大事なもよう。
字数を合わせるためには、自分なりの知識も文に加えたりして字数を合わせる必要あり。
練習問題を見るだけでもかなり難しいようで、今から備えるというと、
テキストを読みながら一日1ページでも、紙に書いて漢字も一緒に覚えると
いいのかも。