mittsuの日記

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152年ぶり、御所の珠玉のふすま絵 門外不出の品を新春に一挙公開

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006101300175&genre=I1&area=K10

 京都御所京都市上京区)の珠玉のふすま絵など約220面が、来年の新春に京都国立博物館京都市東山区)で展示されることになり、宮内庁京都事務所が13日発表した。保存管理の観点から“門外不出”とされてきたが、学術研究のために公開してほしいとの要請に応じることにした。障壁画が描かれ完成して以来、152年目の一挙初公開となる。

 古来の内裏の形態を伝える京都御所の現在の建築は安政2(1855)年に造営された。天皇が暮らす御常(おつね)御殿など、建築内部のふすま絵や杉戸絵などの障壁画の制作は、当時の京都画壇の絵師たちが総力を結集して取り組んだ。京狩野や住吉派、円山派、四条派、原派など、禁裏御用の画家や町絵師らが参加、御所全体で約1500面の障壁がある。

 初公開されるのは、御常御殿と、天皇が歌会や読書初めのために使う御学問所のふすま絵212面と杉戸絵10面。この中には京狩野派の妙手といわれた狩野永岳が御常御殿上段の間に描いた「桐竹鳳凰(きりたけほうおう)図」の優雅な花鳥画や、中国古代の帝王が賢者を任官して善政を行った故事にちなむ「尭任賢国治(ぎょうにんけんこくち)図」など帝王学的な教訓のふすま絵、さらには天皇に年賀のあいさつをする皇子らの様子を描いた住吉派の住吉弘貫の「朝賀図」など、御所ならではの画題のふすま絵が含まれるほか、葵祭りの行列を描いた駒井孝礼筆「賀茂祭群参図」などみやびやかなふすま絵もある。

 佐々木丞平館長は「19世紀の京都画壇の実態はまだまだ明確になっていない。当時の画家たちが総力をあげて取り組んだ京都御所のふすま絵は、その意味でも実に貴重な研究資料であり、まさに152年ぶりにタイムカプセルが開く思いだ。19世紀の京都画壇の本当の姿を知る見直しの第一歩となる」と期待している。
 新春特別展「京都御所障壁画」は、来年1月6日から2月18日まで開催。

御所内で公開されるのだろうか、、