文楽の新作、三谷版について気になる記事
文楽の危機、三谷流で救う 新作「其礼成心中」8月上演
http://www.asahi.com/culture/update/0207/TKY201202060699.html
人気劇作家の三谷幸喜さんが今夏、初めて人形浄瑠璃文楽を手がける。本拠地・大阪の橋下徹市長が文楽協会への補助金見直しに動き、大夫(たゆう)や三味線、人形遣いらが「文楽300年の危機」と不安を募らせる中、一肌脱ぐ格好に。「僕が何とかしましょう」と胸をたたく。初めて文楽を見たのは10年ほど前。「人間の役者は死ぬ場面で本当に死にはしないが、文楽は人形遣いの手が離れた瞬間、魂が抜け亡きがらとなる。怖い、すごいと感じ、独特の世界観に魅せられた。いつか手がけたいと思った」
2009年にNHK人形劇「新・三銃士」の脚本を担当し、その頃から人形遣いの吉田一輔さんらと交流。「ぜひ新作を」「書きましょう」と話が進んだ。
人形のいいところは簡単に言うと、現実の人間では、表現できないところを表現できるということ。
文楽太夫の素晴らしいところはこちらも簡単に言うと、書いてある文字を現実以上に言葉だけで表現できること。
三味線を加えた三業のすごいところは、三つの調和でなく、ある意味お互いの戦いであって、それでお互いを高めて表現をしているということ。
そこを生かせないとどんな新作でも難しいのではないか、、、
杉本文楽のような大成功期待。