mittsuの日記

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二世豊竹古靭太夫名演集 (CD9枚+DVD1枚)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004970UA0/

近代義太夫名人豊竹古靭太夫(山城少掾)の名演復元と大正12年フランス博物館秘蔵幻の映像から立体的に初めて現わす画期的全集遂に成る。
[義太夫]

あらすじ/みどころ

 大正期後半から昭和初期にかけての十数年間は、義太夫節のレコード界が最も活況を呈した時期であり、その中で最も重要な役割を果たしたレコード会社の一つにニットーレコード(日東蓄音器株式会社、本社・大阪市)がある。 ニットーは、創業者の森下辰之助(昭和十五年歿)が素人浄瑠璃の名人であり、また当時人気と実力を兼ね備えていた二世豊竹古靱太夫(後の豊竹山城少掾)の後援者でもあった関係から、義太夫節を最も重要な部門の一つとして位置付け、大正十(一九二一)年四月の第一回発売から昭和十(一九三六)年までの十五年間に、四百枚近い義太夫節のレコードを世に送り出した。義太夫節は他の邦楽と異なり、切場一段に一時間前後の時間を要するので、従来は、俗に「サワリ」と呼ばれる聞きどころか、部分的にレコード化することが主流であった。がニットーでは、レコード界ではほとんど先例のない、一段丸ごとの吹き込みを積極的に行い、古靱太夫のものだけでもその数は十九段に及ぶ。 本「名演集」は、国立文楽劇場が二十年程前にいわゆるSP盤のレコードから復刻してCDとして発売した「忠臣蔵六段目」「合邦」「阿古屋琴責」「引窓」をベースとして、当時同劇場が復刻作業を続けていた「寺子屋」「又助住家」「壺坂」「袖萩祭文」のニットーレコードと、ほうがくレコードの「二月堂」を加え、古靱太夫の四十代半ばからの十数年間の名演をまとめたものである。さらに昨年、早稲田大学演劇博物館がフランスのアルベール・カーン博物館から入手した、これらのレコードの吹き込み時期とほぼ同時期に収録されたフィルム映像をDVD化して加えた。これによって、一九二〇〜三〇年代の人形浄瑠璃文楽の世界が、音と映像で復元できることになったのである。 日本コロムビアが創立された明治四十三(一九一〇)年の翌年に、後の豊竹山城少掾は古靱太夫の二世を襲名した。それから百年目にあたる二〇一〇年にこれらの音と映像が蘇ることは、奇縁というほかない。

土佐大夫が出ない、、