青不動初公開について気になる記事
青蓮院の国宝・青不動 初開帳へ 9月から「混迷の今、力感じて」
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009020600028&genre=M2&area=K00
京都市東山区の青蓮院は平安期末の創建以来初めて、平安仏画の最高峰とされる非公開の国宝・青不動(不動明王二童子像)を、9月18日から12月20日まで開帳する。青不動をまつる大護摩堂の建立も、東山山頂付近の将軍塚境内地(山科区)に計画している。青不動は縦203センチ、横148センチの絹本に不動明王と炎、童子が描かれている。炎の形状を「火の鳥」に見立てたり、立体的な描写など高度な表現技法が駆使されている。
青蓮院によると、青不動は平安中期の11世紀末の作。宮中で国家安泰を祈る際に用いられ、平安末期に同寺へ贈られた。現在は寺の収蔵庫に保管し、複製を本堂で公開している。1970年の大阪万博などこれまで府外で3回、美術品として公開されたが、信仰の対象として開帳するのは初めて。
東伏見慈晃門主は「経済情勢が混迷し、人々が悩み苦しむ今こそ、災いに敢然と立ち向かう青不動の力を感じていただきたい」と話す。期間中50万人の参拝を見込む。
青不動をまつる大護摩堂は、市民向け講習会場、座禅道場、音楽堂などを併設した総合的な仏教文化センターとしての機能を備える計画。約20億円かけて2020年ごろの完成を目指す。
このあいだも熾盛光如来初公開などと聞いたこともあったような、