愛宕山について気になる記事

愛宕山「米買道」にスポット　右京の住民、案内地図作製へ
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008092500081&genre=I1&area=K1H
京都市右京区の愛宕山ふもとの住民が、かつて山中にあった茶屋が食料を調達するために使った古道「米買道（こめかいみち）」の観光ＰＲに乗り出している。長年放置されていたが、道の整備や案内地図の作製などに取り組み、「散策しながら歴史と自然を楽しんでもらえるようにしたい」と意気込んでいる。

　米買道は、茶屋の重い荷物などを運ぶために起伏が少ないのが特徴。「本能寺の変」で明智光秀が通ったともいわれている。

　昭和初期のケーブルカー開通とともに茶屋が移転し、米買道も廃れたが、気軽に散策を楽しめるコースとして、愛宕山南西側の水尾地区や表参道（南東）側の清滝地区の住民たちが観光資源として着目した。

　山間地域の活性化に取り組む区役所や、まちづくりを学ぶ龍谷大の広原盛明ゼミの学生も協力し、枝分かれした２ルートのうち、水尾地区からＪＲ保津峡駅近くの落合まで続く約３・７キロの観光資源化を目指している。

　住民が中心になって荒れていた道の整備を進め、観光地図の作製や案内看板の設置なども計画している。

　区役所は本年度末に散策ツアーを開く準備を進めている。
　米買道を研究する京都愛宕研究会の大槻雅弘さん(66)＝西京区＝は「民俗学的にも興味深い道です。米を担いで歩いた往時をしのびながら、静かに散策を楽しんでもらえたら」と話していた。

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