mittsuの日記

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佛光寺派分裂危機について気になる記事

門主辞意 佛光寺派、亀裂 渋谷宗家不在の恐れ
http://www.chugainippoh.co.jp/NEWWEB/n-news/08/news0805/news080524/news080524_01.html
真宗佛光寺派(大谷義博宗務総長、京都市下京区)の澁谷曉真門主(57)の辞意表明で、渋谷宗家による本山佛光寺の法灯継承が危機を迎えた。門主代務者となることができる、兄・真承前門など三人の渋谷宗家の代務就任は困難な状況で、曉真門主一家が退去すれば、本山佛光寺は渋谷宗家不在となる。美世子裏方 (49)は二十一日、報道関係者に、自身が「うつ病」であることを告白。しかし内事が本山から孤立した中で、大谷内局も宗会も総辞職せず、続投することになった。

曉真門主夫妻は大谷宗務総長と一対一で対話することを望み、まだ自身の去就に含みを持たせているが、「周囲に対する責任もあり、渋谷佛光寺の法灯をできるなら絶やしたくはない。しかし精神的に参っており、今は家族でひっそりと暮らしたい気持が強い」(美世子裏方)としている。内事を退去する時期などは未定という。

曉真門主側と大谷内局の関係が悪化した直接の契機は、門主夫妻の別居問題。十年以上前から自律神経失調症を患っていた曉真門主は三、四年前から宗務執行などのストレスで、不眠症を訴えていた。なかなか寝つけない曉真門主に付き合うことで、美世子裏方も心身のバランスを崩し病院へ。心療内科で「うつ病」と診断されたという。

昨年七月、限界を感じた美世子裏方は別居を決断。しかし現在は気持も落ち着き、週に二、三度は内事を訪れているという。

別居問題を受け、大谷内局は美世子裏方に裏方職を辞職する確認を書面で求めた。裏方には給与も支払われ、公務に携わることが求められる。大谷内局にとって、別居は事実上の裏方職辞職だった。大谷宗務総長は「裏方職を退きたいとうかがったので、確認を求めた。真宗教団で裏方職といえば、公務にタッチしなければならない。できないとおっしゃるのであれば、内局としては当然、お辞めいただくしかない」と話す。

ところが、離婚したわけではない美世子裏方にとって、辞職の確認を求められることは「私はもう本山には不要ということなのか。宗務執行などのストレスが夫婦関係を悪くしたのに、内局なら助けてくれるべきではないか」(美世子裏方)と態度を硬化させる結果となった。

裏方を役職ととらえる大谷内局と、裏方を名称と考える門主夫妻との間で亀裂が生じ、曉真門主は宗務執行を拒絶。一度は教団を離れた曉真門主の過去や法灯継承に至る経緯など、積年にわたる要因から、門主夫妻と内局側の対立が決定的となった。

今後の見通しとして、渋谷宗家に限定される代務者を選定するのは難しい状態。曉真門主は十三日、家族会議を開き、門主代務者となることができる母の笑子大裏方、兄の真承前門、弟の修氏(自営業者)の三人に辞意を伝えたが、三人は「代務者は引き受けられない」(曉真門主)と意思を固めているもよう。

三人に電話連絡した大谷宗務総長も「代務を引き受けていただくのは難しいだろう」という。しばらくは、渋谷宗家に限定されない門主代行者を立てるしか手立てがない。

今後、渋谷宗家をめぐる動きの鍵を握るのは曉真門主の長男、惟(ただし)氏(23)になるとみられる。曉真門主の三人の男子で、門主継承ができそうなのは惟氏だけ。現在は本山で寺務手伝いをしているが、曉真門主夫妻との関係はうまくいっていない。将来、新門主となりうる可能性もある。

宗会(源善浄議長)は最終日の二十二日、佛光寺寺法の一部改正案を除き、宗制・宗規の改正案や新年度宗派・本山予算案(約三億四千万円)など全議案を可決。全議案の可決後、宗会議員は総辞職、改選後に内局を選び直す気配が一時濃厚だったが、大谷内局は議案の可決を信任とみなし、来年四月までの任期を続投することになった。曉真門主の声は届かなかった形だ。

お東さんにつづき、どうなってしまうのか…