mittsuの日記

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大津京駅改名について気になる記事

大津京駅」、名称に賛否 湖西線西大津駅から15日改称
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008031000113&genre=K1&area=S10
 JR湖西線西大津駅(大津市皇子が丘2丁目)が15日に「大津京駅」に改称されるのを前に、学識経験者や市民団体から「歴史的に『大津京』の名は存在しない」と名称の撤回を求める声が強まっている。その一方で、記念イベントを催すなど「改称を『古都・大津』発信の契機に」と期待する市民の動きも活発だ。改称にまつわる双方の動きを追った。

 西大津駅は、667年に天智天皇が都を移したという「近江大津宮」跡とされる錦織遺跡(同市錦織1、2丁目)の最寄り駅。改称を求める住民の署名活動などを経て、2004年2月市議会で請願を全会一致で採択、市がJR側に働き掛けて実現した。市は同時に改称される湖西線の「おごと温泉駅」とあわせ、駅の発券システムの改修費や駅名盤の変更などに、約1億1000万円をJR側に支払う。

 しかし、昨秋ごろから識者や歴史愛好家らを中心に、改称に異を唱える声も大きくなっている。先月、市内で開かれたシンポジウムで、山尾幸久・立命館大名誉教授は「学術的に何の根拠もない名を駅に付けることは、『偽装表示』にほかならない」と、切って捨てた。

 改称反対派の識者らは▽日本書紀などの古文書などに出てくるのは「大津宮」で「京」ではない▽「京」の特徴の碁盤目状の区画が見つかっていない▽ 「京」の概念は律令制が成立する以前には存在しない−などとして、大津京の存在を否定する。小笠原好彦・滋賀大名誉教授は「学術的には20年以上前に結論が出た問題だ」と断じる。

 こうした意見を受け、シンポジウムを主催した市民団体「市民運動ネットワーク滋賀」は先月19日、「改称は市の公益を損なう行為で、公共性がない」として、市に改称費用の支出差し止めなどを求める監査請求を市監査委員に行った。

 これに対し、改名運動に加わった竺文彦・龍谷大教授は「駅名は地域の人たちがどうしたいのかが基本」としたうえで、「観光など地域の活性化には『宮』より『京』の方が有利」と反論する。

 こうした論争をよそに、改称をにらんで「古都」大津をアピールしようという動きも活発だ。これまでに行政だけでなく、市民も主体となり、歴史ウオークや古代史講演会、壁画の制作などの催しを数多く行ってきた。

 改称される15日に「大津京」を舞台にした歴史劇を上演する市民劇実行委員会の森川稔委員長は「『大津に都があった』事実を、多くの人が知るいいチャンス」ととらえる。劇の運営には、役者のほか、脚本、演出など多くの市民がかかわった。「改称がなければ、こうした縁も生まれなかった。学術的な見解を、そのまま地域に当てはめてるのはどうか」
 まちづくりなど市民活動を支援する、大津市市民活動センターの平井育恵さんは「賛成、反対双方とも、まちや歴史に対する思いは同じはず。改称を大津の歴史に関心を持ち、学び、楽しむきっかけにしてほしい」と話している。

個人的には、嵐電と一緒で軽めの改名と言う印象が、、