清凉寺と車折神社について気になる記事
車衝突で破損、継ぎはぎ姿で越年 右京、清凉寺山門と車折神社鳥居
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007122300031&genre=J1&area=K1H
年の瀬に入り、車の衝突で山門や鳥居を破壊される災難に見舞われた京都市右京区の清凉寺(嵯峨釈迦堂)と車折神社で、住職や宮司をはじめ関係者が今後の修復に頭を悩ませている。山門、鳥居ともに歴史があり、希少な石や材木が使われているため、簡単に修復できないからだ。正月を急場しのぎの仮の姿で迎えなければならず「事故とはいえ、参拝者に申し訳ない」と嘆いている。清凉寺は12月12日、京都府指定文化財の仁王門(1783年建立)に、飲酒運転の男(65)が車で突っ込み、観音開きの扉2枚が大破した。
府文化財保護課によると、文化財の修復には材質や当時の工法、色調などを慎重に検討しなければならない。山門の扉には高級なケヤキが使われており、修復は早くても春ごろになるという。
年末年始の参拝客のため、寺は事故の翌日、急きょ足場を組んで木枠を作り、トタンを張って仮の扉を設けた。鵜飼光昌住職(50)は「気持ちを新たに参ってくださる方に、仮の扉をくぐらせるのは申し訳ないが…」と肩を落とす。
車折神社では8日、観光バスが鳥居(1908年建立)をくぐり抜けようとして、高さ約3メートルの柱の連結部と接触し、石材の一部が落下した。材木を組み込む応急措置を取ったが、石は希少な岡山県産の「北木石」で、全面建て替えには半年以上かかるという。
また、再び事故に遭わないように鳥居自体の移築も検討しており、今のところ修理のめどはたっていない。正月三が日で約5万人が初詣でに訪れるため、鳥居の損壊部分をしめ縄飾りで目立たないように工夫するという。
今回の事故では、4代前の宮司が「車折神社」と彫った大理石の社号額も落ちて砕けた。高田亘宮司(61)は「大切に守り継いできた貴重な財産だった。これはもう修復できない」と落胆する。
府文化財保護課は「文化財はほかの建物と違って、簡単には修復できない。事故で破壊されるのは非常に残念」としている。
そんなに貴重なものとは思わなかった、、物損事故で保険は修復分は出ると思うも、ちょっと何とも言えなく残念な限り、