「山一番」は芦刈山 祇園祭・くじ取り式
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祇園祭のハイライト山鉾巡行(17日)の順番を決めるくじ取り式が2日、京都市役所の市議会議場(京都市中京区)で行われた。くじ取らずで常に先頭を行く長刀鉾に続く「山一番」は芦刈山となった。芦刈山が山一番になるのは36年ぶり。
午前10時に始まり、山鉾町の関係者が羽織はかまやスーツ姿で議席に座った。あらかじめ決まった順番に登壇してくじを引き、立ち会い役の桝本頼兼市長に大きな声で山鉾の名と順番を告げた。
くじ取り式は巡行の先陣争いによる混乱を避けるため、応仁の乱による山鉾の焼失から復興を果たした明応9(1500)年に始まったといわれる。長刀鉾や南観音山など8基は順番が決まっており、くじを取らない「くじ取らず」と呼ばれる。残る24基がくじをひく。
今年の巡行順は次の通り。
【さきの巡行】
(1)長刀鉾(2)芦刈山(3)太子山(4)白楽天山(5)函谷(かんこ)鉾(6)霰天神(あられてんじん)山(7)綾傘鉾(8)伯牙山(9)月鉾(10)木賊(とくさ)山(11)孟宗(もうそう)山(12)占出(うらで)山(13)鶏鉾(14)郭巨(かっきょ)山(15)四条傘鉾(16)油天神山(17)菊水鉾(18)保昌(ほうしょう)山(19)蟷螂(とうろう)山(20)山伏山
(21)放下(ほうか)鉾(22)岩戸山(23)船鉾
【あとの巡行】
(24)北観音山(25)橋弁慶山(26)鯉山(27)八幡山(28)鈴鹿山(29)役行者(えんのぎょうじゃ)山(30)黒主山(31)浄妙山(32)南観音山
山一番、芦刈山