古墳のある竹林保存へサントリーが購入 大山崎町委の要請受け
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007051500199&genre=M2&area=K30
京都府大山崎町教委はこのほど、大和政権と関係のある豪族の墓とみられる同町下植野境野の「境野1号墳」の保存を目的として、隣接地に工場を持つサントリー(大阪市)が同町教委の要請を受けて、その民有地約2200平方メートルを購入したと発表した。
同古墳は四つの円墳群と考えられていたが、2002年度から5年間の町教委の発掘調査で、全長約60メートルの前方後円墳と判明。遺物の埴輪(はにわ)などから古墳時代前期後半で、葺石(ふきいし)など古墳の形状から大和政権とかかわりの深い首長の墓とみられることが分かった。
同地は民有地で将来的に宅地化も考えられたことから、同町が保存を検討。古墳のある竹林は、同社京都ビール工場(長岡京市調子3丁目)の借景にもなっていたことから、町が同社に購入を働きかけた。約1年間の協議を経て、今年3月末までに地権者と同社との売買契約が成立した。
同社も「古墳の保存だけでなく、工場の景観のためにも竹林の保存が必要と判断した」といい、町教委は「破壊される遺跡が多い中で、保存を決断してもらえうれしい」と話している。
サントリーさんは、文化的理解が大変あるように思える、、テレビでどんどんCMを流すよりも、返って宣伝になるのかも、