mittsuの日記

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東京巡り 8

1日目は夜はどこにも出かけず、早く就寝、そして2日目、当日はすばらしい縁で、歌舞伎座で歌舞伎を見せていただく、
なかなか敷居が高く、そんな簡単には行けるはずも無く、今回は詳しい方に教えていただきながら見せていただけた。
今年で建て替えになる歌舞伎座、次は普通の建物になるだろうとのこと、残念。
歌舞伎座
歌舞伎座 posted by (C)mittsu


演目は義経千本桜、
歌舞伎座 義経千本桜
歌舞伎座 義経千本桜 posted by (C)mittsu


とにかく銀座の物価の高さに驚くことばかり、そして3階席、遠くはあるものの隅々まで見渡せる初心者には一番の場所。
CSの歌舞伎チャンネルを見ているものの、生のすばらしさに驚く、テレビでは写されるところしか見れないが、今回は拍子木がなれば、
そちらを見たり、脇役の方が気になればそちらを見たり、真下の花道から声が聞こえたり、テレビでは感じ得ない臨場感が大変すばらしかった。
NHKの歌舞伎の番組は、カメラワーク等はすばらしいが、正直歌舞伎チャンネルは、カメラワークがここが見所だと言わんばかりのズームであったり、
構成等が編集者に決め打ちされており、こちらの感ずる鑑賞方法を許さない品の無さを感じを受けていただけに、生で見れたことは大変インパクトもあり、
3階席は特に立ち回り等、引いたところから全体的に見れたことは歌舞伎というものの良さを感じ得るには最高の場所であったと思う、
さすがに江戸歌舞伎というか荒事の歌舞伎から感じる大きな印象は、江戸時代通じての特色だと思うし、
武士の町からのスタートである江戸文化というのも関係しているのかもしれない。大変楽しい時間でした。
休憩等含めての4時間はあっという間で、また機会があればこれは是非見てみたいという印象です。


義経千本桜という演目は全体では、7〜8時間もあるお話のようで、自分が見たものは、伏見稲荷から、義経が頼朝から逃げ出す、
場面から、船に乗って逃げ出し、その船屋の主人が壇ノ浦で討たれたはずの平知盛で、再決戦になるもこちらも生きていた安徳天皇
義経側に付き生きている意味を無くし、波間の露と消える、そして伏見稲荷で置いていかれた静が義経を追って吉野へ、
そして静の付き人で奥州からの義経の部下、佐藤忠信を装う狐が静の持つ、自分の親の皮で出来ている初音の鼓をひそかに狙う、
という場面まで、
歴史をしっかり知った上で見ると非常に楽しめるものの、歴史を知らず見て本当の史実と思ってみると大変なことになりそう、、


そしてその後、色々お話等聞かせていただき、お別れして、自分は東京駅へ、
駅裏の引っ越してきた京都館を見学、京ものファンクラブに入って、月間京都1部購入、
ファンクラブの1000円の料金は京都館500円の割引券を頂き、ガーゼの柔らかいハンカチをおまけで頂き、
すべて還元して頂けた、なにかの機会に活用を、


ということで帰路へ。


これから東京はレオナルドダヴィンチの絵画公開、サントリー美術館再オープンだったり、
色々なことがあったりするので、財政的な問題さえ解決できれば是非再度伺ってみたい。


(おわり)