古式ゆかしく蹴鞠を奉納 上賀茂神社「紀元祭」
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「建国記念の日」の11日、上賀茂神社(京都市北区)で恒例の「紀元祭」があり、蹴鞠(けまり)が奉納された。保存会のメンバーが古式ゆかしい装束に身を包み、和やかに鞠をけり合った。
蹴鞠は約1400年前に中国から伝わり、日本独自の文化として発展した。同神社では江戸時代に一時途絶えたというが、1997年に復活した。
保存会のメンバー14人は烏帽子(えぼし)に専用の水干姿で、神から鞠を受け取る儀式に臨んだ。その後8人ずつ鞠庭に入り、シカ皮を馬の革で縫い合わせた鞠を「アリ、ヤア、オウ」と独特の掛け声とともにけり続けた。
周囲では大勢の観客が鞠の行方を静かに見守り、写真撮影を楽しんだ。終了後は子どもたちが蹴鞠を体験し、古来のみやびやかな文化に触れた。
また地元の小中学生らが剣道や空手を奉納したほか、柊野保育園の園児は同神社の式年遷宮の歌を合唱した。
蹴鞠、字が難しい、