初めて触る雅楽器に興味津々 子どもたちが上賀茂神社学ぶ

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京都市北区の上賀茂神社で５日、子どもたちが世界文化遺産の同神社をさまざまな面から学ぶ催しが開かれた。普段は入れない本殿などを見学、雅楽器にも触れた。

　北区の青少年育成の関係団体でつくる「北区人づくりネットワーク実行委員会」が、子どもたちに郷土の文化を知ってほしいと行った。地元の保育所や児童館などから、園児や小学生、保護者ら約２００人が参加した。

　最初に重要文化財の「庁ノ舎（ちょうのや）」で雅楽を聴いた。この建物は１６２８年に建てられ、主にお供え物をつくっていたという。普段は公開していない。
　神社の神職３人がひちりきや龍笛など雅楽器を紹介した後、「越天楽」を演奏。子どもたちはゆったりとした優雅な調べに耳を澄ました。雅楽器の演奏体験では、初めて触る楽器に興味津々。息を吹き込んで懸命に音を出していた。また、本殿や境内も見学、ビデオで神社の行事も学んだ。

普通にしていたら、見る機会も聞く機会もないと思うので、こういう機会があると新たな演奏者発掘になるのかもしれない。