mittsuの日記

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京都での行動5
そして、常時公開塔頭へ、しかし、退蔵院は何度も行っているので、今回は
飛ばして、桂春院、大心院へ、


そしてまず、桂春院さんへ
桂春院は織田信長の息子の織田信忠の次男、津田秀則が見性院として開基したのが最初で、
清浄の庭、思惟の庭、真如の庭、佗の庭と控えめで品の良いお庭が4つと
こちらも控えめな茶室既白庵があった、
こじんまりとしているが非常にいいところで、落ち着くところだった。
自分が入ったときには、女性の2人組の方が先に居られたが、せっかくの貸切だったのに、
と言う感じで見られてしまった、、悪気はありませんでした、


方丈の襖絵は京狩野二代狩野山雪作で、弱々しい松だが、松の枝、幹、葉などを幾何学的に、
配して、雲間から居待月を見せるセンスの良い作品となっていた。
創建当時からのものらしく、空間に伝統の重みを加えていた。

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妙心寺 桂春院 方丈襖絵 posted from フォト蔵
それは庭も一緒で、近代のモダンな魅せる庭ではなく、創建時の空気を伝える
落ちついた良い庭だった。


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妙心寺 桂春院 清浄の庭 posted from フォト蔵


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妙心寺 桂春院 思惟の庭 posted from フォト蔵

意外と庭園は近代に作られたものが多く、大徳寺東福寺にいたっては、ほとんどが、
重森三鈴作という近代の庭園になる、そういうことなど考えると、
桂春院は貴重な存在だ、と思える癒しの空間だったと思う。
お抹茶もお願いすれば、出していただけたようだった。