杉本家住宅が重文について気になる記事
京都の杉本家住宅など重文に 文化審、8件指定の答申
http://www.asahi.com/culture/update/0416/TKY201004160291.html
文化審議会(西原鈴子会長)は16日、京都市の杉本家住宅と、熊本県玉名市の旧玉名干拓施設、三重県伊勢市の旧賓日館(ひんじつかん)など8件の建造物を重要文化財に指定するよう、川端達夫文部科学相に答申した。また、重要伝統的建造物群保存地区として、茨城県桜川市の真壁地区を選定するよう答申した。杉本家住宅は、京都市内に残る大規模な町家建築として高い歴史的価値があると、評価された。江戸期の土蔵とともに、明治期から昭和初期にかけて整えられた茶室も保存されている。仏文学者、杉本秀太郎氏の生家でもある。
旧玉名干拓施設は有明干拓地の中にあり、4カ所の堤防が連続的に築かれ、総延長5.2キロ。潮害を克服する数々の技術が駆使されている。
旧賓日館は華やかな意匠が評価された。伊勢神宮の崇敬団体が賓客の宿泊施設として建設。120畳敷きの大広間は東面に床と棚、西面に能舞台を構えている。
ほかの答申は次の通り。
【重要文化財】旧木下家住宅(福井県勝山市)▽清流亭(京都市)▽名草神社(兵庫県養父市)▽琴ノ浦温山荘(和歌山県海南市)▽旧西村家住宅(和歌山県新宮市)