顔見世「まねき書き」始まる 襲名披露「勘三郎」力強く
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京都南座(京都市東山区)の顔見世興行の「まねき書き」が8日、京都市中京区麸屋町通六角上ルのタケマツ画房で始まった。襲名披露する「中村勘三郎」はじめ、出演する人気役者の名が板の上に黒々と躍った。
まねきは江戸時代中ごろに始まった庵(いおり)の形の看板。大入りを願い、内側に丸まった独特の字体「勘亭流」で書かれる。
画房では、書家川勝清歩さん(73)が、清酒を混ぜた墨を筆にたっぷり含ませ、長さ1・8メートル、幅33センチのヒノキの板に力強く書き上げた。
勘三郎のまねきが作られるのは、先代が出演した1986年以来20年ぶり。勘亭流はもともと、初代勘三郎が旗揚げした中村座のために考案されたといい、川勝さんは「勘三郎の名を書くのは特に緊張したが、ありがたい」と話していた。
「まねき上げ」は25日。今年は46枚のまねきが南座正面を飾る。顔見世は30日から12月26日まで。
勘亭流とは、もともと勘三郎さんのためのものと言う理由で、しかも今年南座で、襲名披露となれば、やはり出るような気がする、
中村屋、中村勘三郎、襲名披露、顔見世と言うのは、大事かもしれない。