mittsuの日記

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人間国宝に4人 歌舞伎立役、片岡仁左衛門さんら

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17HBS_X10C15A7000000/

文化審議会は17日、重要無形文化財保持者(人間国宝)に歌舞伎立役の片岡仁左衛門さん(71)=本名・片岡孝夫=や京舞の井上八千代さん(58)=本名・観世三千子=ら4人を認定するよう下村博文文部科学相に答申した。井上さんは祖母の四世井上八千代さん、父で能楽観世流シテ方の片山幽雪さんに続いて人間国宝となる。文化庁によると、3代続けての認定は初めて。

 他の2人は、人形浄瑠璃文楽太夫の豊竹嶋大夫さん(83)=本名・村上五郎=と鍛金の大角幸枝さん(69)。大角さんは、鍛金や彫金といった金工の分野では女性初の認定となる。

 4人を加えると人間国宝は115人、故人も含めた累計認定者は351人になる。政府は9月にも認定を告示する。

 また文化審議会は、重要無形文化財の保持者団体の構成員として、伝統歌舞伎保存会の9人、伝統組踊保存会の14人、義太夫節保存会の4人、宮薗節保存会の1人を追加認定するよう答申した。〔共同〕

井上八千代さんも、
仁左衛門さんは遅すぎる、もう5年早く認定されていてもおかしくない。
しかし、勘三郎さんが生きていたら、、ダブルの認定になっていたのではないか、、
何とも残念至極極まりない。

豊竹嶋大夫師、重要無形文化財保持者(人間国宝)に

http://www.ntj.jac.go.jp/topics/bunraku/27/4615.html

人形浄瑠璃文楽の大夫、八代豊竹嶋大夫師が、文化審議会から重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定するよう文部科学大臣に答申されたことが発表になりました。

八代豊竹嶋大夫

昭和23年1月 三代豊竹呂太夫(後の十代豊竹若大夫
に入門、二代豊竹呂賀太夫と名乗る 豊竹嶋大夫
昭和29年11月 四代豊竹呂大夫を襲名
昭和30年 退座
昭和43年4月 三代竹本春子大夫門下として復座、
八代豊竹嶋大夫と名乗る
昭和44年 四代竹本越路大夫門下となる
平成6年3月 芸術選奨文部大臣賞受賞
平成6年4月 切場語りになる
(※切場語り=重要な場を語る大夫
 に与えられる最高の資格)
平成7年11月 紫綬褒章受章
平成8年5月 大阪府知事表彰
平成20年4月 旭日小綬章受章
平成23年3月 松尾芸能賞(優秀賞)受賞
平成25年1月 愛媛新聞賞(文化部門・個人)受賞
(その他受賞多数)
平成27年7月 重要無形文化財保持者(人間国宝
認定の答申発表

太夫さんのこともあって複雑だが、これはうれしいこと、
嶋大夫さんが人間国宝にならないのはやはり人間国宝はスタンダートは王道風でないとだめなのか
と今まで思っていたが、個人的にはちょっと遅かったと思う。


他に、

文楽の語り手 人間国宝の竹本源大夫さん死去

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150720/k10010159881000.html

人形浄瑠璃文楽」の語り手で、人間国宝竹本源大夫さんが、20日朝、心不全のため大阪市内の病院で亡くなりました。83歳でした。
竹本源大夫さんは昭和7年、大阪市で生まれ、祖父の代から4代にわたって文楽の語り手「太夫」と三味線を交互に務める家系で、幼いころから義太夫節に親しみました。
戦後文楽を代表する名人と言われた八代竹本綱大夫に14歳で入門して修行を始め、昭和21年に初舞台、昭和38年に竹本織大夫の名跡を襲名しました。
平成6年には文楽太夫としては最高の位で物語の重要な場面を語る「切場語り」となり、平成8年には師匠の名・綱大夫を襲名、平成23年には太夫だった祖父の名跡・源大夫を襲名しました。
重厚な語り口で聴かせる時代物を得意とする一方で、「曽根崎心中」など近松門左衛門の作品を伝承する第一人者として高く評価され、平成19年には人間国宝に認定、平成21年には旭日小綬章を受章しています。
源大夫さんの相三味線は息子の鶴澤藤蔵さんが務めており、親子で息の合った義太夫節も話題でした。
源大夫さんは体調を崩して、おととし5月の東京公演のあとは休演し、去年7月に引退を表明していました。

はじめて文楽を見に行ったとき、夏祭浪花鏡の泥場で団七を語られていて、伊達大夫さんは並んで義平次語られていた。
団七の人形は文吾さんだったように思う。
住大夫さんからみればまだまだ若い、、残念

大阪市文楽補助金」全廃へ 15年度から

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141025-00000041-mai-cul

◇公演別に助成申請方式に変更へ

 大阪市橋下徹市長が問題視していた文楽協会への運営補助金について、市が来年度から全廃する方針を、今月初めに協会に通知していたことが分かった。来年度からは他の文化団体と同じように、公演など事業ごとに助成の申請をする方式に改める。新制度により文楽協会への補助額が増減するかは不透明だが、重点事業とすべきだとの専門家の意見もあるため、市はこれとは別の振興策を検討するという。

 市によると、2012年7月に公表した市政改革プランで、14年度までに文楽協会に対する運営補助金を原則廃止して、競争を基本とした新たな事業補助に転換を図る方針を決めている。来年度からは、大阪府市の文化・芸術分野の専門家会議「大阪アーツカウンシル」で事業内容を審査したうえで、助成を判断する。

 市の文楽協会への助成は長年、年間5200万円だったのを、改革により上限3900万円に見直した。この一部を国立文楽劇場大阪市)の入場者数に連動して支給額を決めるよう改めた。13年度は、市から約2700万円が支給された。

 文楽協会の三田進一事務局長によると、市の他に国から約8000万円、府から約2070万円の補助を受けており、「当面は繰越金などで対応し、すぐに運営が行き詰まるということはないが、いずれ立ちゆかなくなる」と懸念。市からの補助金が問題となって以降、協会は12人いた職員を9人に減らすなどしてきたが、「経費削減や組織の効率化は限界に近い。新方式は現行の仕組みになじまず、協会で事業を計画して応募することは難しい」と話している。


とても正気の沙汰とは思えない。住大夫さん受勲に水を指し、さらに心労をかける気なのか。。
たかじんさんも大阪近代美術館建設を願って進みかけていたが、橋下氏が白紙に。
恩を仇で返す。
金が残る代わりに大阪には大事なものが無くなっていく。
どんどん魅力のない街になっていく。
橋下氏は大阪をどうしたいのか。


文楽はもう東京に出ていったほうが良いのではないか。

文化勲章:竹本住大夫さん 情あふれる深い語り
http://mainichi.jp/feature/news/20141024k0000e040212000c.html ◇

文化勲章受賞者 喜びの声

 ◇人形浄瑠璃文楽大夫 竹本住大夫さん(89)

 人形浄瑠璃文楽では初の受章。「偉い先輩方、師匠方がおられたのに。うれしい半面、おこがましい」と驚きの色を隠さない。

 大阪市に生まれ、1946年に大夫(語り役)の道へ。48〜63年に文楽座が2派に分裂した苦しい時期を耐え、一筋に修業した。89年に人間国宝に。情にあふれる深い語りが伝統芸の魅力を今に伝えてきた。

 一昨年に脳梗塞(こうそく)で入院したが、リハビリに励み、舞台復帰。今年5月、芸の衰えを理由に、68年の舞台生活に自ら幕を引いた。引退後の受章に「あと、どないしたらええのか」と周囲を笑わせる。だが今も著書刊行などで多忙な毎日だ。後進には「信念を強く持ってほしい」と願いつつ、指導を続ける。

玉男さんが文化功労者の受けた場面をNHKで放送されていて、印象深かったが、
勲章は住大夫さんが初のよう。受勲は至極当然であると思う。なにか特集番組を放送してほしい。