優雅な船遊び 観光客ら魅了 嵐山で三船祭

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大堰川での船遊びは８９８（昌泰元）年の宇多上皇の御幸が始まりとされる。三船祭は、船上で詩歌や舞楽などが披露されたという故事にちなみ、昭和初期から車折神社の神事として行われている。
　神職らが乗り込んだ御座船や竜頭船、鷁首（げきす）船など２２隻が上流へゆっくりと進み、舞や今様などが御座船前で次々と奉納された。京都扇子団扇商工協同組合の扇流船からは、十二単や振り袖姿の女性たちが色鮮やかな扇子を川に流した。両岸に詰めかけた観光客たちは、優雅な船遊びに感嘆の声を上げて見入っていた。