mittsuの日記

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法勝寺について気になる記事

「法勝寺八角九重塔」はどっしり型?
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20110728000081
シンボルタワーはどっしり型? 平安時代の京都にそびえた「法勝寺八角九重塔」(京都市左京区岡崎)跡で昨年行われた発掘調査をもとに、滋賀県立大の冨島義幸教授(日本建築史)らのグループが、塔の復元CG(コンピューターグラフィックス)を制作した。屋根に瓦がふかれていたことが分かったため、従来の復元模型より重量感のあるデザインとなった。

 これまで文献などから九重塔は桧皮葺(ひわだぶき)と考えられていた。1994年に造られ、京都アスニー(中京区)に展示されている模型も桧皮葺にしてある。

 昨年春、京都市埋蔵文化財研究所が塔の跡で初めて発掘調査を実施。巨石を大量に埋め込んだ基礎部分とともに多くの瓦類が出土し、瓦葺きだったとみられるなど新たな発見があった。

 冨島教授は京都大の大学院生の時、京都アスニーの復元模型の設計を手がけた。その後も文献調査など塔の研究を続けており、発掘成果が明らかになったのをきっかけに学生らと新たな復元制作を進めていた。新たな復元では、瓦の重量を考慮して軒先の張り出しを従来の模型より短くしたほか、基壇部分の直径が32メートルと発掘前までの想定より数メートル長かったことを反映して安定性のある構造にした。

 冨島教授は「新たな発見があれば学説も進化する。今回の復元が新たな学説のたたき台になれば」と話している。

 【法勝寺の八角九重塔】 白河天皇が1083(永保3)年に建立。東寺五重塔(54メートル)を上回る81メートルの高さを誇ったとされる。落雷や地震の被害を受け、室町時代初期に焼失して以後、再建されなかった。昨年の発掘調査で塔の地盤改良跡が約850平方メートルにも及ぶなど、大規模な工事が行われていたことが明らかになっている。