平成22年度（第65回）芸術祭賞の決定について

http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/22_geijutsusai.pdf

レコード部門 大賞
二世　豊竹古靱太夫（山城少掾）義太夫名演集
明治・大正・昭和時代を代表する義太夫節の太夫、豊竹古靱太夫が1909年にこの名を襲名し、のちの1947年に山城
少掾を受領するが、このCDは古靭太夫時代の貴重な録音である。40代から50代という脂の乗り切った時代の古靭太
夫の語りと名コンビといわれた相三味線、三世鶴澤清六の実際の演奏を聞くことができるのは、こうした地道な製作者
の努力の賜物であり、アーカイヴ的な意味でも高く評価される。

受賞よりも、最低でも定年後１０年たったくらいの人しか実際に見聞きしたことがないと思われるのに、正確に理解できている人がいたというのが驚く、
そして少掾受領前からしっかり録音してあるのは受賞理由通り素晴らしい。