容保桜について気になる記事
「容保桜」の案内板に感慨 京都府庁、ゆかりの会津若松関係者
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100313000035&genre=K1&area=K1B
京都市上京区の京都府庁旧本館で見つかったヤマザクラとオオシマザクラの特徴を持つ「容保(かたもり)桜」の案内板除幕式が12日、現地で行われた。命名の由来となった京都守護職で会津藩主の松平容保とゆかりが深い福島県会津若松市の関係者も式に参加し、明治期に「逆賊」のレッテルを張られた容保の復権に感慨を深めた。容保桜は桜守の佐野藤右衛門さん(81)が見つけ、京都守護職の上屋敷が府庁のある場所にあったことにちなんで命名した。ヤマザクラでありながら花が大ぶりで、表皮はオオシマザクラの特徴があるという。
容保と会津藩は新選組とともに京都の治安維持に当たったが、1868年の「鳥羽伏見の戦い」を境に新政府軍から「朝廷に背く賊軍」の烙印(らくいん)を押され、京都を追われた。除幕式に出席した京都會津会の岸弘幹事長(71)=京都府精華町=は「容保公の名誉回復につながり、会津出身者にとって喜ばしい」と容保桜に目を細めた。
京都外国語大との交流で京都を訪れていた会津大大学院2年の平田幸介さん(24)=会津若松市=も「地元住民は容保公への思い入れが今も強い。容保桜が会津若松市と京都市の交流が深まるきっかけになれば」と期待していた。
容保桜の命名は福島県にも報道で伝わっており、佐藤雄平同県知事、菅家一郎会津若松市長から「容保公の名がゆかりの地に刻まれることは県民にとって大きな誇りであり、深く感謝申し上げます」とメッセージが寄せられるなど喜びが広がっている。
色々な思いが、